福岡出張で前に泊まって感動したのでもう一度ホテルニューオータニにしました。最初は値段が安かったのとブロードバンド完備で選びました。
ニューオータニといえば、紀尾井町にある超一流ホテルの金看板でしたが、昨今は外資系の先進的なセンスの高級ホテルがどんどん出来るので、ホテルニューオータニの名前は古臭く感じてしまいます。
前回書きましたように実際部屋は古いのですが、お客画便利に快適にという配慮があるのです。
朝食バイキングがなんといってもぴか一です。オーソドックスな定番のメニユーに徹していながら、一つ一つがほんとによく吟味されています。
まず一番大事だと思うのはパンとコーヒー。濃くてフレッシュでスムースないやみのないコーヒー、なみなみ注げるカップもうれしい。パンは朝の焼き立てです。クロワッサンもその他も最高でした。前に札幌オークラでは体裁はよくてフルーツカットも美しかったけど、パンが焼き立てじゃないんです。当日焼いたものを出すのは大変なことだと思いますが、一番大事です。なかなか出来ないと思います。
種類を増やすために前日の食材のあまりものを出すという感じはまったくなく、オーソドックスなメニューに徹している。温野菜にポテト、目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵、ベーコン、ハム、ソーセージ3種類など、フルーツや生野菜、シリアル等もありました。
フルーツのカットはそれほどきれいじゃないけど10種類近くありました。これはうれしい。
すばらしいと思ったことは、ハムもパックをあけたようなものではなく厚切り、温野菜の湯で具合が固すぎずやわらかすぎず完璧なこと。 (前回はブロッコリー、今回はメキャベツというように種類も変えているようです。)
もうひとつはベーコンはカリカリと柔らかいもの、ゆで卵は固ゆでと半熟と、それぞれに選択できるように分けてあることです。
これは見たことがないすばらしい配慮です。
今回はオムレツをオーダーして作ってもらいました。他と比較しようとして、本来めんたいことハムチーズの選択肢しかなかったのにプレーンにしてくれとお願いしました。快く受けてくれたのですが、
たぶん無理にプレーンを頼んだからだと思いますが、塩気がなく、いまいちでした。臨機応変に塩を足されていたら完璧でしたが。
基本的なメニューだけで、これほど徹底的にお客のあらゆる好みに合わせ、品質を吟味している朝食バイキングは少ないと思いました。狭いけれどもとても深くという精神です。 体裁よりも味と満足度です。
ベーシックなものでいいから品質のいいものをいただきたいと思う私の好みにぴったりはまりました。
このごろのホテルはインテリアはすばらしいけど、このような深みが足らないのではないかと思いました。 こういう基本的なことの配慮が出来ていることこそ、本当の老舗ホテルのホスピタリティーなのではないかと感じました。
ベーコンはやっぱりカリカリが美味しい。
ここのは特に美味しかったです。
福岡に行かれる方はぜひ試してみてください。
コメント (4)
芽キャベツとベーコンが本当に美味しそう!
ゆで卵が2種類なんてすごいですねー。
投稿者: sonomin | 2007年10月 8日 16:26
日時: 2007年10月 8日 16:26
狭くても深く。
結局今食べてるものがどれだけおいしいか?
ということが一番大切ですものね。
勉強になります。
投稿者: kota | 2007年10月 9日 07:53
日時: 2007年10月 9日 07:53
コメントありがとう。
少しづつ増えてきてうれしいです。
投稿者: yuji | 2007年10月 9日 08:17
日時: 2007年10月 9日 08:17
東京のオータニは、OLの頃、会社から近かったので上司にたま~に連れて行ってもらいました。素晴らしいホテルですよね~。
あ~、カリカリベーコンおいしそう。クロワッサンもおいしそう。宿泊券応募しようかな~
投稿者: レモン | 2007年10月13日 23:09
日時: 2007年10月13日 23:09